
英語初心者が意外と間違えやすい、ケーキの数え方について解説していきます。
ご興味のある方は、当サイトで 英語クイズ(5000問) を出題しておりますので是非ご覧ください。
目次
ケーキの数え方

ケーキの数え方は大きく分けて以下の通りです。このあと詳しくご説明します。
a cake | 完成品のケーキ丸ごと1つ |
a cupcake | カップケーキ1つ |
a piece of cake | ケーキひと切れ |
some cake | ケーキを少し・いくらか |
some cakes | 違う種類のケーキをいくつか |
a cake

英語を習いたての頃は、「ケーキは piece で数える」と教わることがあるかもしれませんが、厳密にいうとその説明では足りません。
大小関係なく「出来上がってからまだ切り分けていない状態」つまり「完成品のケーキ」の場合は可算名詞となり、不定冠詞 a や some で数えることができます。
a cake は a whole cake つまり「ケーキ丸ごと」となるわけですね。
カップケーキも a cupcake と数えます。
では、↓ のような切り分けないで食べる小さめサイズのケーキを食べたと言いたいときは、

I ate a cake for dessert.
(デザートにケーキを食べた。)
で良いのでしょうか?
さきほどご説明したように大きさは関係ないため、一人用のサイズのケーキも a cake で良いのですが、やはり大きなホールケーキを指すことが多いので、相手がびっくりしないように
I ate a mini cake for dessert.
または 冠詞をつけずに
I ate cake for dessert.
とすれば、誤解を防げます。
a piece of cake

切り分けられたケーキは不可算名詞となりますので、piece を使います。
a piece of cakes は、文字通り「ケーキひと切れ」を指し、two pieces of cake で「ケーキふた切れ」となります。
Could I have another piece of cake, please?
(ケーキをもうひと切れいただけますか。)
ちなみに、「朝飯前だ」「容易い」という意味もあります。
My German test was a piece of cake.
(ドイツ語のテストは簡単だった。)
some cake

some cake は、「ケーキを少し・いくらか」という意味で、どの程度なのかははっきり言及しないときに使えます。
Would you like some cake?
(ケーキをいかがですか?)
Please eat some cake.
(どうぞケーキを召し上がってください。)
Could I have some more cake, please?
(もう少しケーキをいただけますか?)
We left him some cake.
(私たちは彼に少しケーキを残しておいた。)
some cakes

some cakes の場合は、「違う種類のケーキをいくつか」という意味になります。
「ホールケーキを数種類」と誤解されるのを防ぎたい場合は、some mini cakes と言うと良いでしょう。
I bought some cakes for a meeting.
(打ち合わせ用にいくつかケーキを買った。)
I was asked to buy some cakes on the way home from the office.
(会社帰りにケーキをいくつか買ってくるように頼まれた。)