【英語】such の幅広い使い方

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英語の日常会話で頻繁に登場する「such」。知ってはいるけれど、きちんと使いこなせるかというと自信のない方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、such の意味と使い方を例文とともにご紹介していきますので、参考にしていただければと思います。

ご興味のある方は、当サイトで 英語クイズ を出題しておりますので是非ご覧ください。

目次

such の語法

such の使い方には、主に以下の特徴があります。

< such の語法 >

・形容詞と代名詞の用法がある
・不定冠詞 a、an のあとに置き、定冠詞 the はつけない
・some、any、many、all、数詞、序数 のあとに置かれる
・口語では like this のほうが使われる

形容詞

まずは形容詞の使い方を見ていきましょう。

形容詞とは、名詞を修飾してそのものの性質や状態、心情などを表現する語のことをいいます。

そのような、そんな

前述の人、物、事柄を指して「そのような」「そんな」を表します。

Such a bill would likely face strong opposition.
(そのような法案は強い抵抗を受けるだろう。)

I’m ashamed to meet him because I did such a thing.
(あんなことをしたので、彼に合わせる顔がない。)

We have one such guest tonight.
(今夜はそんなお客様を一人お招きしています。)

You have such a risky way of doing business.
(君の商売のやり方は危なっかしいよ。)

POINT

・opposition:反対、対立、抗議
・be ashamed to do:恥ずかしくて. . . したくない

とても〜な

程度を表す形容詞 と 名詞の前で、「とても 〜 な」を表します。
なお、manymuch を用いる場合は such ではなく so を使うことに注意してください。

She is such a beautiful woman.
(彼女はとても美しい女性だ。)

There were such a lot of people.
There were so (× such) many people.
(そこには多くの人がいた。)

それほどの

程度を表す名詞の前で、その意味を強めて「それほど (良い / 悪い) ・大変な」などを表現します。

I feel such a fool.
I feel like a fool.
(私は本当にバカだ。)

Don’t be in such a hurry.
(そんなに急がないで。)

Why are you such a baby?
(どうしてそんなに子供みたいなの?)

such A as

「〜するような・〜であるような」という比較を表します。通例否定文で用いられます。

It is not such a strange idea as it seems.
It is not as strange an idea as it seems.
(それは聞く程にはおかしな考えではない。)

I wouldn’t give it to such a man as him.
(私だったら彼みたいな男にはそれを渡さない。)

POINT

・strange:(人にとって) 奇妙な、普通でない

such A as to do

「〜するほど A である」を表します。

He is not such a wise man as he is praised to be.
(彼は称賛されるほど賢くはない。)

 I am not such a fool as to believe that.
(私はそんなことを信じるほど愚かではない。)

関連記事:【英語】信じる・信じないの表現

POINT

・wise:(判断・行為・人などが) 賢い、賢明な、分別のある
・praise:【名詞】称賛(の言葉) /【他動詞】(通例公的に) 称賛する、褒める

A, such as B

例を挙げて説明するときの「たとえば」を意味します。

The company exports a lot of fruit, such as oranges and lemons.
(その会社はオレンジやレモンなどのたくさんの果物を輸出している。)

Japanese tea, such as sencha, matcha, hoojicha, and genmaicha
(日本茶、たとえば煎茶、ほうじ茶、玄米茶など)

I’ve got bigger plans. − Such as?
(もっと大きな計画があるんだ。– たとえば?)

代名詞

続いて代名詞の用法です。

代名詞とは、そのものの名称を用いずに指し示すために用いる語のことで、例えば「それ」「これ」「私」「彼」などのことをいいます。

そのような人・物・事柄

Such is life.
(人生とはそういうものだ。)

Such was the case with him.
(彼にはそういう事情があったんだ。)

She is still a student and should be treated as such.
(彼女はまだ学生だから、そういうものとして扱われるべきだ。)

〜のようなもの

Her illness is not such as to cause anxiety.
(彼女の病気は心配するほどのものではありません。)

His behavior was such as to offend everyone.
(彼の振る舞いは皆の感情を害するようなものであった。)

関連記事:【英語】不安・心配の表現

POINT

・anxiety:心配(事)、不安の種
・behavior:振る舞い、行動
・offend:(人の) 気分を害する、怒らせる、不快感を与える

such that

こちらはかたい表現になりますが、「あまりにも甚だしいので〜である」を意味します。

His anger was such that he lost control of himself.
(彼は自制心を失うほど腹を立てた。)

Her fear was such that she was unable to speak.
(あまりの恐怖に、彼女は口が利けなくなった。)

関連記事:【英語】恐怖・恐れの表現

POINT

・lose control of oneself:理性・自制心を失う
・fear:恐れ、恐怖(感)、(危険・災難などへの) 不安


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