【疑問文のつくり方/話法の助動詞】ドイツ語トレーニング

今回は、ドイツ語の「話法の助動詞」や 基本的な動詞を使った疑問文のつくり方を学習していきましょう。

話法の助動詞とは、mögenwollenmüssensollenkönnendürfen の6つのことで、これらを用いた疑問文のつくり方を、例文をご紹介しながら解説していきます。

ご興味のある方は、当サイトで ドイツ語クイズ を出題しておりますので是非ご覧ください。

目次

疑問文の基本

疑問文には「決定疑問文」と「補足疑問文」とがありますが、この違いに加えて、特にドイツ語では語順に注意が必要です。

決定疑問文

はい」または「いいえ」で答えられる疑問文のことを「決定疑問文」といいます。
助動詞 または 定動詞 が文頭にきます。

<ドイツ語の決定疑問文の基本>
・定動詞 + 主語 + (目的語など) ?
・助動詞 + 主語 + (目的語など) + 定動詞 ?

ドイツ語には、英語の do / does / did などにあたる言葉がありませんので、短縮することなく答える必要があります。

疑問文に否定語がある場合と、否定語がない場合とで答え方が異なります。

疑問文に否定語がない場合

Kennen Sie Herrn und Frau Schmidt? – Ja, ich kenne beide.
(シュミット夫妻をご存知ですか? – ええ、お二人とも知っています。)

疑問文に否定語がある場合

相手の質問の内容を否定するときは、doch で答えます。

Sind Sie nicht müde?
(あなたは疲れていませんか?)

Doch, ich bin müde.
(いいえ、疲れています。)

Nein, ich bin nicht müde.
(はい、疲れてません。)

doch については、doch の使い方 で詳しくご紹介しています。

補足疑問文

「いつ」「誰が」「どこから」など、不足している情報や知りたい情報を得るための疑問文のことを「補足疑問文」といいます。

ドイツ語の補足疑問文は、基本的に 疑問詞 (疑問副詞や疑問代名詞など)、定動詞、主語、目的語. . . と続きます。

<ドイツ語の補足疑問文の基本>
・疑問詞 + 動詞 + 主語 + (目的語など) ?

関連記事:【疑問文のつくり方/疑問代名詞・疑問副詞】ドイツ語トレーニング

話法の助動詞から始まる疑問文

ドイツ語の話法の助動詞は、基本的に könnendürfenmüssensollenwollenmögen の6つを指し、定動詞の原形と結びついて、定動詞の叙述を助けたり、名詞や形容詞などに叙述の働きを与えたりする機能をもっています。
また、ドイツ語は英語とは異なり、1つの文章に複数の話法の助動詞を使うことが出来ます。

lassen「〜させる」を話法の助動詞としている文法書もありますが、現代ドイツ語では「使役の助動詞」とされることが多いようです。

können

「〜できる」という可能性を表し、「〜する能力がある」「〜する権限がある」「〜する可能性がある」など、幅広く使われます。

Können Sie schwimmen?
(あなたは泳ぐことが出来ますか?)

Kann ich Ihnen helfen?
(お手伝いしましょうか?)

Kann ich mit dem Bus dorthin fahren?
(そこへはバスで行くことは出来ますか?)

Können Sie begründen, warum Sie nichts von der Sache halten?
(あなたが反対する理由を教えていただけますか?)

関連記事:【können/話法の助動詞】ドイツ語トレーニング

POINT

・dorthin:そこに、そこで
・begründen:(理由とともに)証明する、弁明する、推論する
・die Sache:事、事柄、問題、(複数形で)物、品物
・halten:持っている、掴んでいる

dürfen

「〜して良い」という許可を表し、否定語とともに使われた場合は「禁止」を意味します。
接続法2式 を用いるとより丁寧になります。

Darf ich eintreten?
(入ってもいいですか?)

Darf ich den Computer benutzen?
(このコンピュータを使ってもいいですか?)

Darf ich am Sonntag unseren Wagen haben? – Ja, du darfst/kannst ihn haben.
(日曜日にうちの車を使ってもいい? – うん、いいよ。)

Dürfte ich das Fenster öffnen?
(窓を開けても宜しいですか?)

関連記事:【dürfen/話法の助動詞】ドイツ語トレーニング

POINT

・eintreten:(部屋などに)入る
・benutzen:使う、用いる、利用する

müssen

müssen は、「〜しなければならない」「〜せざるを得ない」を意味し、否定語とともに使われた場合は「〜しなくて良い」という必要性の打ち消しをします。

状況や事情、自然現象、目的や目標など、様々な要因に用いられます。

Muss ich mich formell anziehen?
(フォーマルな服装をするべきですか?)

Muss man einen Tisch reservieren?
(予約は必要ですか? → レストランなど)

Muss ich unterwegs umsteigen?
(途中で乗り換えをする必要はありますか?)

関連記事:【ドイツ語】車・電車に関する動詞をマスターする

POINT

・anziehen:身につける、着る
・unterwegs:(どこかへ行く)途中で、旅行中で
・umsteigen:乗り換える

sollen

sollen は、「〜すべきだ」という、主語以外の主語へ対する要請、命令を表し、「主語 + sollen」は「主語以外 + wollen」という関係が成り立つことを意味します。

Soll ich . . . ? で、「〜しましょうか?」という表現になります。

Soll ich Ihnen ein Taxi rufen?
(タクシーを呼びましょうか?)

Soll ich den Backofen ausmachen?
(オーブンをオフにしましょうか?)

関連記事:【müssen と sollen の違い】ドイツ語トレーニング

POINT

・rufen:呼ぶ、呼び寄せる、(電話などをして)来てもらう、叫ぶ
・ausmachen:(火・明かり・テレビなどを)消す、申し合わせる、取り決める

wollen

wollen は主語の意図を表し、Wollen wir . . . ? で、「〜しようか?」という表現になります。

Wir sind müde. Wollen wir Rast machen.
(疲れましたね。休憩しましょう。)

Willst du lieber nicht nochmal darüber nachdenken?
(もう一度よく考えてみない?)

関連記事:【nachdenken】ドイツ語の分離動詞を攻略する

POINT

・die Rast:(ドライブ・ハイキングなどの)休息、休憩
・über etw. nachdenken:〜を熟考する、よく考える

mögen

mögen は、「〜したい」「〜するのが好きである」を意味し、皆さんもご存知の Ich möchte . . . は、mögen接続法2式 を用いてより丁寧な表現をしています。

Magst du japanisches Essen?
(和食は好き?)

Mögen Sie Tomaten? – Nein, nicht besonders.
(トマトは好きですか? – いいえ、特には)

Wie möchten Sie Ihr Fleisch durchgebraten haben?
(お肉の焼き加減はいかがなさいますか?)

関連記事:【接続法2式を徹底攻略】ドイツ語トレーニング

POINT

・besonders:特に、とりわけ
・durchbraten:(お肉などを)よく焼く

動詞から始まる疑問文

定動詞が文頭にくる疑問文で、話法の助動詞や疑問副詞などによる意味の付加の必要がない場合に使います。

Spielen Sie Tennis? – Nein, ich spiele Tennis nicht.
(あなたはテニスをしますか?- いいえ、しません。)

Schmeckt Ihnen die Suppe? – Ja, sie schmeckt mir fantastisch.
(スープはお口に合いますか? – ええ、とても美味しいです。)

Lernen Sie Deutsch? – Nein, wir lernen nicht Deutsch, sondern Französisch.
(あなたはドイツ語を学んでいますか? – いいえ、ドイツ語ではなくフランス語を学んでいます。)

POINT

・jdm. schmecken:〜の口に合う、〜の性に合う
・sondern:というよりむしろ、〜ではなく

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