【ゲーテ・ハウス】ドイツが誇る文豪の原点/フランクフルト

ドイツのフランクフルトにあるゲーテ・ハウス

ドイツ最大の文豪の一人として知られるゲーテは、神聖ローマ帝国時代のフランクフルト・アム・マインで生まれました。
劇作家、小説家、政治家、法律家、自然科学者など様々な顔を持ち、どの分野においても優れた功績を残したことで知られています。

そんな彼の生家が、現在は「ゲーテ・ハウス」として一般公開されています。

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの似顔絵のイラスト

Johann Wolfgang von Goethe(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ)

1749年、フランクフルトの裕福な家庭に生まれ、教育熱心だった父のもとで3歳から私立の幼稚園に入学し、読み書きや算数などの初等教育を受けます。

しかし7歳の時に天然痘にかかってしまったため、自宅で家庭教師をつけて語学、図画、乗馬、音楽などを学びました。
特に語学に長けていたゲーテは、少年時代には既に英語、フランス語、イタリア語、ギリシャ語など、数カ国語を身につけていたといいます。

そして1765年の16歳のときにライプツィヒ大学に入学するまで、このフランクフルトの生家で過ごしました。

ゲーテ・ハウス

レストランやギフトショップなどが立ち並ぶ、フランクフルトのメインストリート「ツァイル」から少し路地を入ったところに、ゲーテ・ハウスとゲーテ博物館あります。

ゲーテの祖母が、17世紀に建てられた当時の家を買い取り、その後ゲーテの父が4階建てに改装したのだそうです。

第二次世界大戦で破壊されてしまいましたがその後復元され、疎開させていて無事だった家具、調度品などが当時のオリジナルのまま展示されています。

▼ ゲーテハウスの入り口に続く門です。

▼ 「Hausflur / 玄関ホール」には、フランクフルトスタイルの戸棚が置かれています。

▼ 玄関を入って右手には「Küche / キッチン」があります。当時としては珍しく、地下の井戸からお水を汲める仕組みになっていました。

▼ 「Blaue Stube / 青の間」と呼ばれているダイニングルーム。
落ち着いた青の色合いがとても上品です。

▼ 同じフロアにある「Gelbe Stube / 黄色の間」と呼ばれている応接室です。
ゲーテの母によるコレクションが飾られ、シルエットを手にした若き日のゲーテの肖像画も掛けられています。

▼ 2階には「Peking / 北京の間」と呼ばれている、オリエンタルなデザインの豪華なお部屋があります。
家族のお祝いや特別なお客様を迎える時に利用されていたそうです。
(ドイツには「地階」がありますので、日本の2階はドイツの1階にあたります。)

▼ 「北京の間」の隅に、立派なバックギャモンボードがありました。

▼ 「Graue Stube / 音楽室」には、ピラミッド型の美しいアップライトピアノがあります。
壁には凝ったデザインの鏡も。

▼ 天井の漆喰をよく見ると、ヴァイオリンなどの楽器が見えます。

▼ 続いて階段を上がると、ゲーテのお気に入りだったという1764年製の「Astronomical clock / 天文時計」が置かれています。

▼ 「Cornelia Zimmer / コーネリアの部屋」
妹のコーネリアが使っていました。壁紙の可愛らしさが目を惹きます。

▼ 「Zimmer der Frau Rat / 母の部屋」
ゲーテの母、カタリーナ・エリザベス・ゲーテの肖像画が飾られているお部屋です。
女性らしい、優しい色合いの装飾が素敵です。

▼ 「Gemäldekabinett / 絵画の間」には、ゲーテの父 ヨハン・カスパー・ゲーテ のコレクションがずらり。

▼ 「絵画の間」の隣には「Bibliothek / 書庫」があります。蔵書数は約2000冊にも及ぶそうです。

▼ 4階への階段を上がると、ホールには「シーツプレス機」が置かれていました。
裕福な家庭ならでは、といった感じがします。

▼ 「Dichterzimmer / 詩人の間」つまりゲーテの部屋です。
「若きウェルテルの悩み」や「ファウスト」はここで生まれました。

▼ ゲーテが執筆に励んだであろう机と椅子。

▼ 「Puppentheaterzimmer / 人形劇場の部屋」
ゲーテが妹と一緒に遊んだ人形劇場の箱が置かれています。その様子を想像すると微笑ましいですね。

▼ 4階の奥には、ゲーテ一家のフランクフルトでの生活やゲーテの作品に関する資料、直筆の遺構など貴重なものが展示されていました。

最後に

ゲーテ・ハウスは、ゲーテファンはもちろんのこと、ゲーテのことはよく知らないという人でも、18世紀当時の豊かな家庭の暮らしぶりを垣間見ることができるので、個人的にはとてもオススメです。

賑やかで見どころも多いフランクフルトですが、ゲーテ・ハウスは比較的人も少なく穴場ですので、是非一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

▼ Goethe Haus ゲーテ・ハウスの公式サイト
https://www.goethehaus-frankfurt.de/goethehaus

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