海外では通じない、誤解される和製英語100選

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日本で生活していると、あまりにも英語っぽくて和製英語とは気付かない表現がたくさんありますが、
日本の感覚でそのまま海外で使ってしまうと、全く通じなかったり、意図しない意味で受け取られてしまうことがあるので注意が必要です。

こちらの記事では、海外で使ってもネイティブには通じない和製英語や、英語以外の外来語 についてまとめましたので、ご参考になれば幸いです。

ご興味のある方は、当サイトで 英語クイズ(5000問) を出題しておりますので是非ご覧ください。

目次

あ行

● アルバイト

日本では非正規雇用の形態の意味で使われていますが、ドイツ語で「仕事」を意味する Arbeit が日本で定着したものです。英語では part-time job と言います。

● アイマスク

飛行機や新幹線などでこれを使って睡眠をとる方も多いと思いますが、英語では sleep mask または sleeping mask と言います。

● アクセル

英語の accelerator が日本では短縮されて使われています。
ちなみに「アクセルを踏む」は、step on the accelerator と言います。

● アパート、マンション

英語での表記はそれぞれ apartmentmansion ですが、apartment は日本でいうマンションにあたり、
英語で mansion というと、プールが付いていてお部屋がいくつもあるような豪華な大邸宅を意味しますので、ネイティブに使うときは注意しましょう。
実際にそういう邸宅にお住まいの場合は、もちろん堂々と使って大丈夫です。

例えばディズニーランドのホーンテッドマンション(Haunted Mansion) は、訳すと「幽霊の出るお屋敷」となります。

● アフターサービス

メーカーなどが、商品を販売したあとに保証期間 (warranty period / guarantee period) に応じて無償または有償で修理や交換を受け付ける意味で使われていますが、英語では after sales service が一般的です。

また、顧客への対応全体を指す場合は customer service または customer support といいます。

● アンケート

フランス語で調査を意味する enquête に由来します。英語では questionnaire です。

● エアコン

英語の air conditioner が日本で省略されて使われています。ネイティブの間では AC と略されることが多いです。
例えば「エアコンの使い過ぎ」は、overuse of air conditioning と表現できます。

I don’t like air conditioning.(エアコンが苦手だ。)

● エネルギー

英語での発音は energy 「エナジー」ですのでご注意ください。

● エンドロール

映像作品やゲームなどの最後に、制作に関わった方々がずらりと紹介されていますが、これは英語では end credit roll または credit roll と言います。

● オーダーメイド

英語では custom made または bespoke tailoring と言います。

● オートロック

「エアコン」「パソコン」のように日本で略されたパターンですが、auto lock ではなくきちんと automatic lock、ドアの場合は automatically lockable door、あるいは self-locking door などが使われます。

● オープンカー

英語では convertible で、幌で降ろした状態を convertible with the top down、幌で覆った状態を convertible with the top raised と言います。

● オランダ

オランダ西部の地方 Holland が日本で訛ってオランダとなったそうです。
正しくは the Netherlands で、公式国名は the Kingdom of the Netherlands です。

か行

● ガードマン

英語で警備員と言いたい場合は、security guard となります。

● ガスコンロ

ガスと、日本語の焜炉が組合わさった言葉だそうです。英語では gas range または gas stove といいます。

● ガソリンスタンド

アメリカでは gas stationservice stationfilling station などが使われています。

● カンニング

不正を働くことは cheating と言います。

● キーホルダー

通じそうな感じがしますが、英語では key chain と言います。

● ギャグ

英語で gag と言ってしまうと、「さるぐつわ」になってしまいます。
日本語で使われている「ギャグ」は joke が最も近いです。

● キャスター

放送会社の broadcaster と、ニュースキャスターの newscaster がありますので、英語では略さずに使いましょう。

● キャッシュカード

これは bank card または ATM card と言います。
ちなみにATMautomated-teller machine の略です。

● キャッチコピー

人の関心や注意を引くための宣伝文句の意味で使われますが、これを英語でいうと advertising slogan または sales message になります。

● キャンピングカー

居住機能を備えた大きな車は、アメリカ英語では camper または motorized caravan などといいます。
運転好き、旅好きな方は楽しめそうですね。

● クラクション

海外ではまず通じませんので、horn または honker を使いましょう。
標識の No horn! は「警笛禁止」という意味です。

「クラクションを鳴らす」は、honk a horn または beep a horn と言います。

● クリーニング

お洗濯の場合は laundry、町のクリーニング屋さんは dry cleaner と言います。

例えば My Jacket is at the dry cleaners.「ジャケットはクリーニングに出してある」のように使います。

● クレーム

日本ですとあまりイメージが良くない claim ですが、本来の意味は「主張」です。
「苦情」と言いたい場合は、complaint を使います。

● クローク

英語で cloak というと外套やマントを意味しますので、ホテルや劇場などのクロークの場合は、cloakroom または checkroom と言います。

● コインランドリー

アメリカでは laundromat、イギリスでは launderette となります。

● コンセント

プラグを差し込むのは (wall) socket または (electrical) outlet です。
ちなみに consent は同意 (名詞)、同意する (動詞) という意味になります。

さ行

● サービス

日本ですと、殆どの場合で「無料」や「無償」の意味で使われていますが、英語で無料を言いたいときは freefree of charge と言います。

● サイン

契約書や申請書などの署名は signature です。有名人のサインには autograph を用いて an autographed book of paintings (著者のサイン入りの画集) のように使います。

● サイダー

英語で cider というと、主にリンゴジュースまたは発泡酒を指しますので、soda (pop) と言うのが一般的です。

● サラリーマン

日本で使われているサラリーマンもOLも、英語では an office worker と言います。

● システムキッチン

シンク、調理台、ガス台、収納棚などがひとつのセットとして組み込まれたキッチンは、built-in kitchen と言います。

● シャープペンシル

アメリカでは mechanical pencil、イギリスでは propelling pencil と言います。

日本では明治時代にドイツ製やアメリカ製のシャープペンシルが初めて輸入されたそうです。

● シュークリーム

英語では cream puff といいます。
「シュークリーム」と言ってしまうと、shoe cream「靴クリーム」と間違えられてしまいますのでご注意ください。

● ジェットコースター

英語では roller coaster と言います。

● シンボルマーク

シンボルマークという英語は無いので、emblem を使いましょう。
ロゴマークも同様で、英語では単に logo と言います。

● スーパー

略さずに supermarket と言うようにしましょう。

● スキンシップ

海外では全く伝わりませんので、これを言いたいときは physical contact を使うようにしましょう。

● スマート

日本ではスタイルが良いことに対してスマートが使われることがありますが、英語では「聡明な、知的な」という意味ですので、この場合は slimslender が適切です。
skinny ですと「瘦せぎす」になってしまいので、女性を褒めたい時は使わないようにご注意ください。

● セレブ

日本では「お金持ち」の意味で使われていますが、英語の cerebrity は有名人の意味ですので、必ずしもお金持ちに対して使われるわけではなく、名が知られていれば celebrity と言えます。

● セロテープ

イギリスには 商標として Sellotape があるので通じますが、アメリカなどでは scotch tape が一般的です。

● センス

英語ですが、「感覚」や「意識」の意味で用いられるので、日本で使うようなニュアンスの場合は注意が必要です。

日本では「センス」だけで何となく複合的に伝わりますが、
英語で相手のセンスを褒めたい場合は、もう少し具体的に言うようにしましょう。
例えば「ユーモアのセンスがある」は He has a sense of humor.
「服のセンスが良い」は I love your taste. などと表現します。

● ソフトクリーム

何となく soft cream と言えば通じそうに思えますが、英語では soft serve ice cream と言います。soft serve でもOKです。

た行

● タイムスリップ

過去または未来の世界に行く意味で使われますが、英語では time travel が一般的です。

● タレント

日本では「芸能人」を指す言葉ですが、これは英語では talent「才能」という意味です。TV starmovie starentertainer などのように表現します。

● チャック

英語では zipper といいます。

● デコレーションケーキ

通じなくはないですが、飾り付けされるのはケーキの側なので、正しくは decorated cake と形容詞形にしましょう。

● デパート

department store と略さずに言いましょう。

● 電子レンジ

マイクロ波を使って温めるので、microwave oven と言います。

ちなみに「電子レンジで温める」は、warm it up in the microwave oven と表現します。

● トイレ

フランス語の toilette がその由来だそうですが、英語圏でお手洗いの場所を尋ねる時は bathroomrestroom を使いましょう。

● ドライヤー

海外で dryer というと、何らかの乾燥器具になりますので、髪の毛を乾かすドライヤーの場合は hair dryer または blow-dryer と伝えるようにしましょう。

● トランプ

英語では (playing) cards で、「トランプ1組」は a deck of cards、「トランプを切る」は shuffle the cards と表現します。

な行

● ナイーブ

敏感な、傷つきやすい、といったニュアンスで使われることが多いですが、英語圏では「未熟」「世間知らず」という否定的な意味も含まれていますので、sensitive が適切です。
また、無垢や純真、天真爛漫といった意味ならば、innocent が使うことが出来ます。

● ノースリーブ

「袖なし」は sleeveless で、半袖は short sleeves(複数形)と言います。

は行

● バイキング

そのまま使うと「北欧の海賊」になってしまいますので、好きなお料理を好きなだけ取って食べられる食事形態は buffet または an all-you-can-eat buffet を使います。

● ハイジャック

正しくは hijack と綴りますが、日本ではこの「ハイ」が高いところを意味する high と連想されてしまったため、シージャックやバスジャックなどの和製英語が生まれました。これは海外では通じませんので注意してください。
英語では、一般的に物を乗っ取ることを hijack と言います。

● ハザードランプ

英語では lamp は使わず light を使って、hazard lights (複数形) と言います。

● パソコン・ノートパソコン

パソコンは Desktop または PC (personal computer)、ノート型は Laptop です。  

● バックミラー

車の運転席と助手席の間にあるあの鏡は、rear-view mirror と呼ばれます。

● パワースポット

パワースポットも和製英語です。「自然のパワーを得られる場所」や「神聖な場所」と解釈した場合、energy vortexsanctuarysacred place などが良いでしょう。

● パン

殆どの方がご存知だと思いますが、パンは bread で、フランスパンは french bread です。

● ハンドル

自動車用語には和製英語が多いそうですが、ハンドルも正しくは wheel と言います。

● ハンバーグ

ハンバーグの起源はドイツの都市 Hamburg ですが、ひき肉を焼いたハンバーグは hamburg steak と言います。

● ピーマン

語源は諸説ありますが、英語では bell peppersweet peppergreen pepper などが一般的です。

● ビタミン

vitamin は、イギリス英語では「ヴィタミン」、アメリカ英語では「ヴァイタミン」と発音しますので注意が必要です。

● ピンセット

語源はオランダ語の pincet で、英語では tweezers と言います。

● ピント

カメラの焦点を意味する「ピント」の語源は、オランダ語の「点」を意味するpunkt に由来するそうですが、英語では focus と言います。
be in focus で「ピントが合っている」、 be out of focus で「ピントが合っていない」になります。
ネイティブ同士の会話の中でも「集中しろ」の意味で focus が用いられます。

● ファイト

fight は、日本では「頑張れ」の意味で使われていますが、英語ですと「戦え」「喧嘩しろ」になってしまいますので気をつけてください。

誰かを励ましたいときは、 go for it you can make it などを使うと良いでしょう。

● ファミリーレストラン

日本でいうこの形態のレストランですと、chain restaurantcasual restaurant が最も近いそうです。

そのまま family restaurant と言うと、「家族経営のレストラン」と受け取られるようですので、「家族向けのレストラン」であれば family oriented restaurant で表現できます。

● フューチャー と フィーチャー

日本においては、「特集する、目立たせる」という意味の feature フィーチャーと 「未来」という意味の future フューチャー とが混同されてしまっていることが多いようです。

● ブックカバー

英語で book cover というと、「表紙」を意味します。

日本のブックカバーを言いたい場合は book jacket ですが、海外では「何を読んでいるか隠すなんて気持ち悪い」と感じている人もいるようです。

● フライドポテト

アメリカ英語では French fries、イギリス英語では chips と言います。

● ブラインド

英語の blind は「盲目」になってしまいますので、窓のよろい戸は shade を使ってください。

● ブラッシュアップ

brush up は、以前身につけたものの錆びついてしまった語学力や技術などを「磨き直す」「勉強し直す」という意味ですので、昨今日本で使われているような「向上させる」「改良する」のニュアンスでは使えませんので注意しましょう。

● フリーマーケット

「自由な市場」ではなく、正しくは flea market と綴ります。

● プリン

あのキャラメルソースがかかった、甘くて柔らかくて黄色いプリンは、cream caramel または custard pudding と言います。

● フロント

ホテルなどのフロントを指す場合は、front desk または reception desk と略さずに言いましょう。

● フロントガラス

アメリカ英語では windshield、イギリス英語では windscreen といいます。

● ベッドタウン

大都市周辺の住宅地のことですが、英語では commuter town bedroom community などと言います。

● ペットボトル

PET はポリエチレンテレフタレートの略で、ペットボトルを言いたい場合は plastic bottle となります。

● ヘッドホン

英語では head set と言います。

● ペンション

日本でペンションの意味で使われている避暑地の家や小規模のホテルなどは、英語では cottage と言います。

ペンションのつもりで英語で pension と言ってしまうと、「年金」の意味になってしまいますので注意してください。

● ベビーカー

strollerbaby carriage などが一般的です。

●ホームセンター

ホームセンターも実は和製英語なので注意しましょう。アメリカ英語で、 home improvement store/center、イギリス英語では DIY store が一般的です。

● ホッチキス

英語では stapler ですが、明治時代に日本に初めて輸入されたステープラーが Hotchkiss社の製品だったため、この呼び名が定着したそうです。

● ホットケーキ

これはご存知の方が多いと思いますが、フライパンの pan で焼いたケーキなので、pancake が正解です。

● ボディチェック

身体検査のことを security check と言います。

ま行

● ミシン

正しくは sewing machine です。

● ミルクティー・レモンティー

それぞれ tea with milktea with lemon と表現します。

● ムーディ

日本では「ムードがある」「大人な雰囲気」のようなニュアンスで使われていますが、moody は「不機嫌な」「陰気な」「気分にムラがある」など、基本的にはネガティブなイメージですので注意してください。

He was a little moody today. /彼は今日少し機嫌が悪かった。

● メリット・デメリット

英語では長所、短所の意味ですが、昨今日本で使われているニュアンスですと、それぞれ advantagedisadvantage となります。

● モーニングコール

通じそうに思えますが、これですと「朝の訪問」になってしまいます。正しくは wake-up call と言います。

● モノクロ

日本では白黒のことを指しますが、英語では black and white です。
black “or” white「白か黒」が口をついて出ないように注意してください。

や行

● UMA

UMA とは、日本で「未確認生物」を Unidentified Mysterious Animals と訳して頭文字をとったものですが、これは海外では通じません。英語では Cryptid と言います。

ら行

● ランチョンマット

luncheon は「昼食」「昼食会」という意味ですが、ランチョンマットは和製英語です。英語では place mat と言います。

● リサイクルショップ

リサイクルには廃物を再利用するという意味がありますが、この場合は second-hand shop または thrift shop と言います。

● リップクリーム

英語では lip balm「リップバーム」ですが、日本でもこの言い方が使われることが多くなってきたので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。

● リフォーム

日本では家の改築をするという意味ですが、英語では remodel または renovation といいます。

● リベンジ

日本では「再挑戦」のニュアンスで使われることがありますが、本来の意味は「復讐、報復」の意味ですので気をつけてください。

● リモコン

エアコン、パソコンと同じく、日本で略されたパターンです。
正しくは remote controller と言います。

● リュックサック

キャンプ用品 (ツェルト、シュラフなど) はドイツ語が多いですが、これもドイツ語の Rucksack から来ています。
英語では 「ラックサック」と発音します。アメリカ英語では backpack がよく使われます。

● レントゲン

未知放射線を発見し、X線と命名したドイツの物理学者の名前です。
英語では X-ray と言います。

● ロールキャベツ

キャベツで挽肉などを包んで煮込んだ定番の洋食ですが、stuffed cabbagea stuffed cabbage roll や  meat-stuffed cabbage などの言い方があります。

● ロイヤルミルクティー

これも和製英語です。ミルクティーは英語では tea with milk または white tea (イギリス) で、ミルクで煮出したものを言いたいときは、海外では stewed tea で通じます。

わ行

● ワイシャツ

英語では white shirt「白シャツ」と言います。

● ワイドショー

海外のワイドショーの類は、TV gossip showtalk show と言います。

● ワンパターン

人の服装や行動、ストーリーなど「いつも同じ」「先が読める」というやや否定的な意味を含んだ表現ですが、これも和製英語です。

always the same「いつも同じ」や predictable「結末の予測がつく」などが良いでしょう。

His novels are always the same.
(彼の小説はいつも同じだ。)

It was a film with a predictable ending.
(それはありきたりな結末の映画だった。)

● ワンピース

英語の one-piece は、上下ひと続きの水着のことを指します。
身頃とスカートが一体になったお洋服は、dress になります。


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