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こちらの記事では、小さい数値から数えた順位を求めるSMALL 関数の基本的な使い方をご説明しています。
なお、当サイトでは Excel ではなく Numbers を使って解説しています。
目次
SMALL 関数
SMALL 関数は、指定した範囲の数値の小さいほうから数えた順位の値を返す関数です。
例えばミスの少ない人トップ3や、クレームが○番目に少ない、などを確認したりすることが出来ます。
SMALL 関数の式の確認
SMALL 関数は、セル範囲「数値群」を指定して小さいほうから数えた値を返します。
= SMALL ( 数値群, 順位 )
数値群 | 数値のセル範囲または配列定数 |
順位 | 小さいほうから数えた順位を、1以上で指定 |
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SMALL 関数を書く
ここでは、得点数の低い順1位から3位を求めるように設定してみましょう。
「順位」のセルにはあらかじめ1から3までを入力します。
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Step 1
セルにカーソルを合わせ、「= SMALL」と入力するか、「挿入」メニューから「新規数式」を選択します。
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「統計」から SMALL を選択するか、検索窓に「SMALL」と入力しても探すことが出来ます。「関数を挿入」をクリックします。
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Step 2
「数値群」に順位を求めたい範囲のセルを、「順位」に「1」のセルを指定します。
= SMALL ( B3:B11, D3 )
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Step 3 【重要】参照範囲を固定する
他のセルに関数をペーストしたときに「数値群」がずれないように、絶対参照を設定します。
関数の中で指定しているセルの部分の「▼」をクリックすると設定窓が開きますので、チェックボックスにチェックを入れます。
範囲の開始と終了をそれぞれ設定することができ、チェックを入れると「$」のマークがつきます。
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= SMALL ( $B$3:$B$11, D3 )
Step 4
Enter を押して式を反映させたら、黄色のハンドルを下にドラッグしてセルを自動入力させます。
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入力結果
指定した条件の通りになっているか確認しましょう。
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