【バート・ヴィンプフェン】ドイツで最もシルエットの美しい街

写真:ネッカー川に架かる橋からの眺め

ドイツ・バーデン= ヴュルテンベルク州、ハイルブロン郡に属する、ネッカー川沿いの小さな街「Bad Wimpfen / バート・ヴィンプフェン」。

ドイツの街並みといえば、何と言っても可愛らしいおとぎの世界のような木組みの家ですが、バート・ヴィンプフェンは「ドイツで最もシルエットの美しい街」として知られています。

保養地として知られるバート・ヴィンプフェンですが、Bad はドイツ語で「お風呂」を意味し、ドイツには他にも「Baden-Baden / バーデン・バーデン」や「Bad Mergentheim / バート・メルゲントハイム」など、Bad の付いた温泉保養地が多く存在します。

ちなみにあの「ハイルブロンの怪人」で有名な「ハイルブロン」は、バート・ヴィンプフェンから電車で約15分ほどの距離のところにあります。

▼ RIKA作、バート・ヴィンプフェンの簡単MAP。

今夜の宿

ハイデルベルクの次に訪れたバート・ヴィンプフェン。
夕方頃に駅に到着すると、目の前に観光案内所がありましたので、そこで今夜の宿をとってもらうことにしました。

職員の方が手頃なホテルを選んで電話で予約をしてくれたので、住所が書かれたメモを見ながら「Hauptstraße / 中央通り」をてくてく歩き、建物の入り口にたどり着きました。

. . . しかしオートロックで鍵がかかっており、何故かインターホンが何個もあってどれを押せばいいのか分からない上に、人の気配がありません。
「この住所でいいはずなんだけど . . . 」とモヤモヤしながら周辺を彷徨い、5分ほど経ってからまたその建物の入り口に戻ってきたところ、横にあるベンチに一人の女性が座っていました。

「さっきの観光案内所の電話で泊まると言っていたのはあなた?」
「はい!」
「ごめんなさいね。さっきあなたがあそこの坂を下りていくのが見えて、あの人かしらと思ったのよ。」

どうやら私は早く着きすぎてしまったようでした。

早速中に入れてもらい、屋根裏部屋のような可愛いお部屋に案内してくれました。

▼ 別角度から。自分のお部屋もこんな感じにしたいです。

女性のオーナーさんに、今夜の夕食のために近くのレストランを教えてもらおうとメモを渡したところ、オススメのお店の名前を書いてくれました。

▼ そのお店は、さきほど通ってきた「Hauptstraße / ハウプト通り」の „Hohenstaufenpfalz“ というドイツ料理レストランでした(写真左手)。

▼ 注文したのは「Schweinebraten / 豚スネ肉のロースト」と「Maultasche / マウルタッシェ」です。

マウルタッシェとは、ドイツ風のラビオリで、薄いパスタにひき肉やほうれん草などのお野菜を詰めて茹でた餃子のようなものです。たいていは水餃子のようにスープでいただきます。

ちなみにこの「マウルタッシェ」は、キリスト教においてお肉を食べてはいけない「四旬節(復活祭の準備期間)」の間に、どうしてもお肉が食べたかった修道士が、「包んで隠せば神様から見えないだろう」という発想からつくられたのが始まりだそうです。

▼ 少しだけ夜のバート・ヴィンプフェンを闊歩しましたが、ホテルに戻って休みました。

翌朝

朝起きて、もう一度昨夜の宿を予約してくれた観光案内所へ行ってみました。

実はこの街に来たのは、本で読んだ「幸福の豚博物館」が目的だったのですが、職員さんに聞くと、何とシュトゥットガルトへ移転したとおっしゃるではありませんか。

驚きはしましたが、「もっと大きな建物になっているのよ」とのことで、ますます楽しみになってきました。

そしてバート・ヴィンプフェンのパンフレットをもらって見どころなどを教えていただき、ネッカー川の対岸からの眺めがオススメとのことで、早速ネッカー川へ向かいました。

▼ 対岸から撮ったパノラマ写真がこちらです。

▼ 写真を撮っていると、足元にワンちゃんが寄ってきました。映画「マスク」のマイロに似ていて可愛いです。

▼ イエス・キリストの磔刑像がありました。

いただいたパンフレットによると、バート・ヴィンプフェンには神聖ローマ帝国の王朝、種タウフェン家の居城が残っているのだそうです。

美しいのどかな街をお散歩

▼ 「Hohenstaufentor / ホーエンシュタウフェントーア」
シュタウフェン家の居城の入り口となる門。こういった石造りの城門をくぐると、ロールプレイングゲームの主人公にでもなったかのような気がしてきます。

▼ 「Steinhaus / シュタインハウス」
ロマネスク様式の住居としてはドイツ最大。シュタウフェン家の女王の住まいだったそうで、現在は歴史博物館になっています。

▼ 「Blauer Turm / 青の塔」
バート・ヴィンプフェンのランドマーク的存在。19世紀まで監視塔として使われていました。今でも番人がいて、内部は見学可能です。

▼ マルクト広場です。右の坂をのぼっていくと教会があります。

▼ 「Evangelische Kirche / 福音派教会」
13世紀から16世紀にかけて建てられました。

▼ 落ち着いた淡いピンク色が可愛らしい市庁舎。

▼ 立派な木組みの家。五面状の出窓が印象的です。

▼ 寄り添うように建つ家々は、おとぎ話にでも出てきそうです。

▼ 赤い屋根と木組みの家々の景観は、いかにも「古き良きドイツの街」といった感じがします。

▼ ちょっとした路地裏に入ると、まるで時間が止まっているかのような感覚になります。

▼ おしゃれな銀行の看板。ビールと麦の穂も見えます。

▼ こちらはホテルです。全ての窓にお花が咲き誇っています。

▼ 「Bügeleisenhaus / アイロンの家」
街で最も細い、三角形に近い台形の家だそうです。

▼ 街のどこを撮っても絵になります。

▼ 靴屋さんの看板です。ドイツの街の看板は、単語を知らなくても何のお店か分かるようになっているデザインが多いのですが、これは中世の頃、文字が読めない人のために造られたのが始まりといわれています。

▼ こちらは宝飾店のようです。屋根裏部屋に憧れます。

次の記事では、シュトゥットガルトの「幸福の豚博物館」をご紹介します。

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