【ローテンブルク 】中世のおとぎの世界を散策 − ドイツ

Posted in ドイツ, 旅行記
ドイツのローテンブルクのプレーンライン
©︎RIKA /ドイツ・ローテンブルクにて

「中世の宝石箱」と称される「Rothenburg ob der Tauber / ローテンブルク ・オプ・デア・タウバー」は、ドイツの観光ルートの中でも屈指の人気を誇り、中世の面影を今に残す街として知られています。

市壁に囲まれた旧市街に一歩踏み入れたら、まさにそこは別世界。
絵本のような、おとぎ話のような木組みの家並みは、まるで映画のセットのような美しさです。

ちなみに冒頭の写真は、ローテンブルクで最も中世的な撮影スポット「Plönlein / プレーンライン」です。

今回は、そんなローテンブルクの魅力をご紹介していきます。

ローテンブルクの観光ルート

Rothenburg ob der Tauber とは、「Tauber / タウバー川」の高台にあるという意味で、旧市街をぐるりと囲む市壁は約4.2kmあります。

街を守る楼門は、東の「Rödertor / レーダー門」、南の「Spitalbastei / シュピタール門」、西の「Burgtor / ブルク門」、クレクリンゲンへと通じている「Klingentor / クリンゲン門」、北東の「Galgentor / ガルゲン門」の5つがあります。

ローテンブルク観光の拠点となるマルクト広場をはじめ、聖ヤーコプス教会、中世犯罪博物館聖ヴォルフガング教会、郷土博物館、人形とおもちゃ博物館(現在は閉館)など、街全体が見どころに溢れています。

▼ RIKA作、ローテンブルクの簡単MAP。

▼ まずはレーダー門です。階段を上って、上から街を見渡すことができます。

▼ 門の横の階段です。

▼ 木のきしむ音がいい味を出しています。

ドイツのローテンブルクのレーダー門の階段

▼ 足元にお気をつけください。

▼ 最上階にはひと休みできるスペースがあり、ローテンブルクに関する資料などが展示されています。

▼ レーダー門からの眺め。赤茶色の三角屋根と木組みの家々の街並みはまるで絵画のようです。

▼ 別角度です。市壁に囲まれているのが分かります。

▼ ちょっとした路地裏も、絵本のように可愛らしいです。

▼ レーダー門からマルクト広場へ行く途中にある、マルクス塔とレーダーアーチは、ローテンブルク屈指の撮影スポットです。ちょうど飛行機雲が通りかかりました。

▼ レーダーアーチを抜けたところです。メルヘンの世界そのものの街並みです。

▼ レーダーアーチを抜けて、振り返ったところです。どこを撮っても絵になります。

▼ 「Plönlein / プレーンライン」を抜けて南側から撮影したところです。

▼ シュピタール門からマルクト広場へ続く道です。

▼ 途中の路地を入ったところに、身の毛もよだつ「中世犯罪博物館」があります。当サイトの別記事でご紹介しています。

ローテンブルクの中世犯罪博物館

▼ ローテンブルクの中心、マルクト広場です。
南側を通る「Herrngasse / へルンガッセ」に面した旧館はゴシック様式、マルクト広場に面した新館はルネサンス様式で再建されました。
旧館の塔は頂上までのぼることができますので、そこから市壁に囲まれた街の様子を見渡すことができます。

▼ マルクト広場を西へ抜ける「Herrngasse / へルンガッセ」は、「紳士の通り」などと訳されますが、昔は地位の高い人だけが「Herr / 主人」と呼ばれていたこと、そしてそういった高官や富裕商人が多く住んでいたことからその名前がついたそうです。
旧市街の他の通りに比べて、道幅があり広々としているのはそういった背景があるからなのですね。

▼ 一年中クリスマス気分を味わえる、クリスマスグッズの専門店「Käthe Wohlfahrt / ケーテ・ヴォルファート」です。ハイデルベルクやニュルンベルクなどにもお店があります。

▼ 大きなくるみ割り人形がお出迎えです。

▼ 「Käthe Wohlfahrt / ケーテ・ヴォルファート」の左隣りには、「クリスマスミュージアム」があります。

▼ へルンガッセを西へ進むとブルク門があり、その先にブルク庭園があります。

ブルク庭園

ローテンブルク発祥の地といわれているのが、このブルク庭園です。
かつてこの場所にお城が建てられましたが、14世紀の地震により倒壊してしまったため現在は庭園と小さな礼拝堂のみが残されており、気持ちの良いお散歩コースとなっています。

続いて、旧市街の北東を守るガルゲン門周辺です。

市壁の上を歩いていきます

ローテンブルクをぐるりと囲む市壁は全長約4.2kmあり、その殆どを歩いて通ることができます。

街並みを眺めながら歩いていると、さりげなくおしゃれな家々の窓やお庭などが見えてとても楽しいです。

▼ 人がすれ違える幅は十分にあります。

▼ のぼ . . . れない(笑)

▼ 第二次世界大戦時の爆撃により市壁の一部が破壊されてしまいましたが、戦後世界中からの寄付により、こうして見事に復元されました。
壁には、寄付をされた方々のお名前が刻まれています。

▼ ゲルラッハ鍛冶屋。その昔、鍛冶屋さんだった木組みの家です。

▼ 旧市街の北東に位置するガルゲン門から「Weißer turm / ヴァイサー塔」へ抜ける道です。私は個人的に、ローテンブルクの中でこの道の景観が一番好きです。

▼ 手前の建物は、中世ドイツの巨匠の名を冠したホテル、「ティルマン・リーメンシュナイダー」です。

▼ 旧市街の北側に位置するクリンゲン門に着くと、市壁と一体になった聖ヴォルフガング教会 があります。当サイトの別記事でご紹介しています。

ローテンブルクの聖ヴォルフガング教会

次の記事では、ローテンブルクのマルクト広場と市庁舎をご紹介します。


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