再訪【ヴュルツブルクのレジデンツ】ナポレオンが絶賛した司教宮殿

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ヴュルツブルク の世界遺産「レジデンツ(司教館)」に再びやってまいりました。以前訪れたときは内部の写真撮影が禁止されていましたが、現在は許可されているとのことで、宮殿内の一部をご紹介いたします。

レジデンツの西正面、「名誉の中庭」にある「女神フランコニアの噴水」は、1894年に設計されたネオバロック様式のもので、女神の足元にはヴュルツブルクゆかりの3人の芸術家、ティルマン・リーメンシュナイダー(彫刻家)、フォーゲルヴァイデ(詩人)、グリューネヴァルト(画家)の彫像があります。

レジデンツの中へ

まずはロッカーに荷物を預けます。※ 写真は一枚だけですが、実際にはロッカーはもっとたくさんあります。

▼ 2階(ドイツ表記では1階)へ続く階段があります。順路はこちらからスタートです。かつて馬車がそのまま乗り入れていたというこちらの玄関ホールの床は、馬の蹄が滑りにくい石で造られているのだとか。

▼ 玄関ホールの隣りの広間の窓からはホーフ庭園が見えます。天井には見事なフレスコ画が描かれています。

階段の間 – Treppenhaus

Treppenhaus / 階段の間」で注目すべきは、イタリアの巨匠ティエポロが描いた天井フレスコ画「四つの大陸」で、何と天井一枚画としては世界最大級です。

これほど広い空間でありながら支柱が無いため、建築当初は絶対に崩れると批判されていたのですが、第二次世界対戦時に爆撃を受けてもこの天井だけは残ったのだそうです。

▼ 天を舞う神々と女神たちが、4つの大陸に見立てて描かれており、ティエポロは13ヶ月でこのフレスコ画を仕上げたのだそうです。

白の間 – Weißen Saal

階段をのぼりますと、「Weißen Saal / 白の間」があります。全体的に白一色のスタッコ(漆喰)で仕上げられた、大変美しいお部屋です。まるでレースがあしらわれているような上品さが漂います。

皇帝の間 – Kaisersaal

白の間のお隣りには、金がふんだんに使われた、レジデンツの中でも一際豪華絢爛な「Kaisersaal / 皇帝の間」があります。こちらでは毎年6月に、国内外から招かれた一流の音楽家たちによるモーツァルト音楽祭が開催されていますので、このときは椅子が整然と並んでいました。

▼ 天井のフレスコ画には、神聖ローマ皇帝フリードリヒ一世(在位:1152年-1190年)の、1156年の結婚式の様子が描かれているのだそうです。

鏡の間 – Spiegelkabinett

その名の通り、無数の鏡と金箔をふんだんに使った装飾で埋め尽くされた、煌びやかでド派手、豪華絢爛なお部屋です。大戦の爆撃で完全に破壊されたものの、修復によって蘇りました。

▼ 装飾が少し盛り上がったような立体的な造りをしています。

緑の間 – Grün lackiertes Zimmer

緑の間は個人的に最も好きなお部屋です。深緑の壁に金色の装飾のコントラスト、そして幾何学的な寄せ木細工の床がとても印象的です。

▼ 謁見のためのお部屋などがどんどん続いています。

▼ 来客用の寝室だそうです。天蓋が素敵です。

▼ 落ち着いた深紅が優雅さを醸し出しています。

最後に

ヴュルツブルクのシンボル、レジデンツの一部をご紹介いたしました。実際には、もっともっとお部屋や絵画などがありますので、是非その目で確かめてみてくださいね。続いては、レジデンツ附属の「ホーフ教会」に行ってみましょう!

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