【アルテ・マイスター絵画館】ドレスデン – ドイツ

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ドレスデン で最も重要な美術館のひとつ、アルテ・マイスター絵画館。

1754年にコレクションに加えられたラファエロの傑作「システィーナの聖母」をはじめ、フェルメールの「手紙を読む少女」、レンブラントの「ガニュメデスの略奪」などなど、錚々たる巨匠の名画が所蔵されています。

今回は、アルテ・マイスター絵画館の見学の様子をご紹介してまいります。

絵画館の入り口

それでは、世界屈指の名画に会いに行きましょう!

絵画館のコレクション

アルテ・マイスター絵画館が所蔵している作品は15世紀から18世紀のものがほとんどで、コレクションはルネサンス期、バロック期のイタリア絵画、フランドル絵画、オランダ絵画が中心となっています。

▼ 昔のドレスデンの風景を描いた絵画もありました。カメラのない時代に、こうして当時の様子が分かるというのが有り難く感じられます。

システィーナの聖母

言わずと知れた巨匠ラファエロの傑作、「システィーナの聖母」の前には人だかりができていました。

こちらは彼が描いた最後の聖母マリアであり、1754年にドレスデンに持ち込まれてドイツの美術界に多大な影響を与えました。第二次世界大戦の爆撃からは奇跡的に守られたものの、ソ連軍に発見されてモスクワへと持ち去られ、プーシキン美術館に展示されていましたが、スターリンの死後1955年にドイツに返還されました。

手紙を読む少女

「真珠の耳飾りの少女」などで有名なオランダの画家 ヨハネス・フェルメール(1632-1675)の作品。彼は市民の生活風景の一部を切り取ったような風俗画で知られており、現存する作品数は、研究者によって異なるものの、およそ32から37点ほどと言われています。

取り持ち女

こちらもフェルメールの作品で、売春宿(娼婦の家という説も)の様子が描かれています。左から2番目に描かれている女性が取り持ち女で、娼婦とお客を仲介する役目です。

ガニュメデスの誘拐

オランダの画家レンブラント(1606-1669)の作品。
ユピテル(ローマ神話の主神)が、鷲に変身してトロイアの美しい王子ガニュメデスを誘拐し、のちに神々の給仕役となって寵愛されました。この物語はみずがめ座のもとになったといわれています。

チョコレートを運ぶ娘

スイスの画家ジャン=エティエンヌ・リオタール(1702-1789)のパステル画で、主人にホットチョコレートを運ぶメイドの姿が描かれています。こちらはヴェネツィアの画家ロザルバ・カッリエーラ(1675-1757)に「これまで見た中で最も美しいパステル画」と称賛されたそうです。

アダムとイヴ

ルーカス・クラナッハ(父)の作品。同名の息子も画家です。人類の祖先とされるアダムとイヴは、エデンの園という楽園で平和に暮らしていました。しかしある日のこと、ヘビがイヴをそそのかして、神に食べてはいけないと禁じられていた「知恵の樹の実」を食べてしまい、アダムにも与えてしまいました。このことを知った神は怒って、2人をエデンの園から追放しました。

最後に

絵を鑑賞していると、題材、色彩、構図などにとどまらず、この画家はどんな気持ちで、どんな目的でこの絵を描いたのだろうと、その背景を知りたくなることは誰にでもあると思います。たった一枚の絵が、その人の人生や人生観を変えることだってあります。それは映画や音楽、そして人間関係でも同じで、運命というと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、ひとつひとつの「出会い」を大切にしていきたいとつくづく思った一日なのでありました。

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