【マイセン磁器製作所】マイセンワールド全開のテーマパークへ – ドイツ

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言わずと知れたヨーロッパ白磁器の最高峰、マイセン

オランダ東インド会社を通じてヨーロッパにもたらされた、中国や日本製のむき卵のように艶やかな白磁器は、当時ヨーロッパでは造ることができなかったため、王侯貴族たちはこぞって買い集め、その財力を誇示したといわれています。

中でも特に熱心な収集家だったのが、ザクセン選帝侯のフリードリヒ・アウグスト強王(在位:1553 – 1586年)で、戦争や王の浪費で財政が逼迫していたこともあり、何とかして自国で製造できないかと画策しました。

錬金術の失敗を経て

そこへ、金をつくることができるという錬金術師の噂が舞い込みます。

彼の名は Johann Friedrich Böttger ヨハン・フリードリヒ・ベトガー(1682-1719)で、ヨーロッパ初の白磁器焼成を成し遂げた、マイセン磁器の製造者として有名です。

1702年、王はベドガーを監禁して金造りに集中させるのですが、彼はなかなか成果を出せず、3年が過ぎた1705年、新たな使命として白磁器製造の謎を解明するよう命じます。「国家機密」の漏洩を防ぐために、監視のついた実験室で日々研究に勤しむベドガーでしたが、1709年、彼はカオリン粘土と長石類を調合したものを、1350~1400度の高温で焼くという白磁器の製法を解明しました。

当初、強王の居城があるドレスデンに磁器工場がつくられましたが、1710年に、王は工場をマイセンのアルブレヒト城内へ移し、秘密の技法を守るためにここへベドガーを軟禁したのですが、彼はストレスで心身を病んでしまい酒に溺れ、37歳の若さで生涯の幕を閉じました。

国立マイセン磁器製作所

今回は、現在でもマイセン磁器が造られている国立マイセン磁器製作所をご紹介してまいります。

Staatliche Porzellan-Manufaktur Meissen マイセン磁器製作所は、マイセンの魅力を余すところなく楽しめるように、現在も手作業で造られている製造工程を見学するための工房や、歴史的なコレクションが揃う博物館、ミュージアムショップ、そしてマイセンの食器を楽しめるカフェが併設されており、マイセンを心ゆくまで楽しめる、まるでテーマパークのような夢の空間になっています。

マルクト広場からは、Fleischergasse フライシャガッセを南下して、Roßmarkt ロスマルクトという十字路から Neugasse ノイガッセ を右へ進み、Talstraße タール通りに名前が変わってから Käthe Kollwitz Park という公園を左手にして2分ほど歩くと、マイセン磁器製作所が見えてきます。

▼ Neugasse ノイガッセ

▼ マイセン磁器製作所にたどり着きました。

▼ 左手に受付、1階(ドイツの表記では地階)はギフトショップになっています。

▼ 奥に進みますと、中央が吹き抜けになっています。

▼ 階段をのぼるとマイセン博物館で、右奥は磁器工房を見学するための待機場所です。

マイセン博物館

工房見学とは別に、昔のものから近代のものまで、マイセン磁器を心ゆくまで堪能できます。

職人さんの磁器製造工程を見学

チケットを購入し、説明していただける音声言語を選択します。ドイツ語と英語のほか、日本語でも見学可能です。

▼ 博物館への階段の横を奥へ進み、こちらで待ちます。指定の時間になりましたら、招き入れていただけます。

▼ まずひとつめのお部屋はミニシアターになっていまして、マイセン磁器の歴史を交えた短い動画を鑑賞します。

動画が終わり、順路を進んでいきますと、磁器製作を説明する音声に合わせて職人さんが実演してくださいます。

▼ ろくろを回しながら成型していきます。あまりの手際の良さに、この方はきっと目を瞑っても出来そう、と思いました。

▼ より細かな部分を成型していきます。職人さんの技が光ります。

▼ 絵付けの工程です。慣れた手つきでサラサラと描いていく様子はお見事としか言いようがありません。

ギフトショップ

1階はギフトショップになっており、マイセン磁器の食器やアクセサリーなどが販売されています。

▼ おしゃれ過ぎるチェスセット。

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