【Mac】ミッションコントロールを使いこなす

Posted in Mac の小技, Mac関連
macのミッションコントロールの使い方

Mac の標準機能でありながら、意外と使われていないのが「Mission Control」です。

4〜6個くらいのアプリケーションの切り替えだけであれば Command + Tab キー を押すか、Dock のアイコンをクリックすれば十分に事足りますので、Mission Control の存在すら知らない、という方も少なくありません。

しかしながら以下のような場合、Mission Control を使うことによって、デスクトップを俯瞰で確認することができたり、または仮想デスクトップを設定して各ウィンドウを振り分けて効率よく作業することが可能になります。

✔️ たくさんのウィンドウを同時に開いているとき
✔️ 1つのアプリケーションで複数のウィンドウを開いているとき
✔️ 複数の作業を行ったり来たりしているとき
✔️ 仕事用とプライベート用でデスクトップを分けたいとき

特に、画面が小さめのモデルを使用していて、なおかつウィンドウをたくさん開いている場合は、目的のウィンドウにアクセスしやすくなるのでオススメです。

今回は、そんな Mission Control の便利な使い方についてご紹介していきますので、ご興味のある方へご参考になれば幸いです。

目次

Mission Control を起動する

ミッションコントロールの起動するには、以下の方法があります。

  • ファンクションキー(F3)を押す
  • Control + ↑ を押す
  • トラックパッド、または「ホットコーナー」を設定しておく
    (※ ホットコーナーに関してはのちほどご説明します)
  • Spotlight に「Mission Control」と入力する(途中で候補が出てきます)

初期設定では、トラックパッドを3本指(または4本指)で上方にスワイプすると起動します。

操作スペースを追加する

Mission Control を起動しますと、すべてのウィンドウがサムネイル のように並んで表示され、画面上部に「デスクトップ」と表示されます。

これは「操作スペース」と呼ばれており、通常の操作スペースとは別の操作スペースを追加することにより、複数のディスプレイを使っているかのようにウィンドウを振り分け、仮想デスクトップ化することができます。

画面右上の「」をクリックしますと、操作スペースをいくつも追加することができます。

以下は、右上の「」ボタンを押して、操作スペースを追加したところです。
操作スペースにウィンドウを直接ドラッグすることで振り分けることができます。

▼「デスクトップ1」を表示した場合

▼「デスクトップ2」を表示した場合

仮想デスクトップは、マウスオーバーしますと「×」が表示されますので、いつでも削除することができます。

アプリケーションをフルスクリーン表示してデスクトップ化する

ほとんどのアプリケーションは、ウィンドウの左上の緑色のボタンでフルスクリーン表示できますが、フルスクリーンの状態で Mission Control を起動しますと、自動的に操作スペースとして扱われます

アプリケーションを操作スペースに割り当てる

アプリケーションを特定の操作スペースに割り当てると、そのアプリケーションは常にその操作スペースで開くことができます。

Dock のアイコンを右クリックし(または長押し)、表示されたメニューの「オプション」で、以下の3つのうちから操作スペースを選択します。

すべてのデスクトップ
全ての操作スペースでアプリケーションを開くことができます。使用頻度が特に高いアプリケーションの場合はこちらがオススメですが、どの操作スペースにも存在していて欲しいかどうかは使う人の状況次第、といったところでしょうか。

このデスクトップ
起動させた操作スペースでのみアプリケーションが開きます。

なし
割り当て先がない状態です。例えば デスクトップ1 で Safari を起動し、デスクトップ2へ移動、そして DockSafari のアイコンをクリックした場合は、デスクトップ1に強制移動となります。

POINT

敢えてアプリケーションごとに操作スペースを割り当てて、Dock のアイコンをクリックすることで操作スペース間を瞬間移動する、といった使い方も可能になります。

操作スペース間を移動する

操作スペースを移動するには、以下の方法があります。

  • ショートカットキー Control + 」 または 「」 を押す
  • Mission Control に入った状態で画面上部の操作スペースをクリックする

または、お使いの MacTouch Bar がある場合は、「キーボード」の環境設定でオプションを設定することにより、Touch Bar に操作スペースを表示することができます。

ウィンドウが重ならないようにする

Mission Control 起動時、同じアプリケーションのウィンドウが重ならないように設定することができます。

Step 1

「システム環境設定」の「Mission Control」をクリックします。

Step 2

「ウィンドウをアプリケーションごとにグループ化」のチェックを外します。
これで、ウィンドウが重なることなく並んだ状態で表示されるようになります。

「ホットコーナー」を設定してアクセスしやすくする

Mission Control の設定画面には「ホットコーナー」という大変便利な機能があります。

簡単にいうと、画面の4隅にマウスポインタを置くだけで、画面をロックしたり、デスクトップや Launchpad を表示したり、使用中のアプリケーションのグループを呼び出したりといったことが可能になります。個人的にはかなりオススメです。

Step 1

Mission Control の設定画面で、「ホットコーナー」をクリックします。

Step 2

画面の4隅に割り当てる機能を設定します。それぞれのコーナーのプルダウンで選択します。

Step 3

以下のように設定した場合の例です。

左上:今開いているアプリケーションのウィンドウを並べて表示
左下:Mission Control の起動
右上:Launchpad を表示
右下:デスクトップを表示

これで、画面の各4隅にマウスポインタを置くだけで、設定しておいた通りになります。

最後に

いかがでしたでしょうか。日頃の作業でウィンドウをたくさん開く必要のある方は、是非 Mission Control の利用を検討してみてください。


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