
ブドウ畑に抱かれて、丘の上から コッヘム の街を見下ろすライヒスブルク城は、中世の面影を色濃く残しており、まるでドラクエに出てきそうな佇まいをしています。
このお城は11世紀の初め頃に、ロートリンゲン宮中伯の子息エーレンフリートによって建てられましたが、1151年に ヘルマン・フォン・シュタールエック伯爵の義兄弟である、神聖ローマ皇帝コンラート三世が継承争いに勝利したことで、「帝国の城」を意味する「ライヒスブルク城」と呼ばれるようになったそうです。
1294年に、お城は皇帝の戴冠費用の抵当として、一時トリーア大司教に差し出されましたが、借金は返済されることなく大司教の管轄になりました。
そして1689年、フランス王ルイ14世の軍隊により破壊され廃墟となりましたが、1868年にベルリンの実業家であったルイ・ラヴェネさんという方が300金マルクでお城を購入し、1877年にかけてネオゴシック様式で再建されたという経緯があります。
今回の記事では、そんなライヒスブルク城に潜入してまいります。
ライヒスブルク城へ潜入
▼ お城のゲートです。本当にゲームに出てきそうな雰囲気ですね。


まずはミュージアムショップでチケットを購入します。内部はガイドツアーでのみ見学可能で、英語かドイツ語を選べます。日本語の案内がプリントされたものをいただくことができます。

▼ ダイニングルームは、シンメトリー(左右対称)で作られています。ニセモノの扉があり、開けても壁になっているそうです。



▼ 城内で一番広い「騎士の間」には、武器や甲冑、豪華な家具が展示されています。


▼「狩猟の間」には、鹿の頭部の剥製のほか、16世紀のキャビネット、かつて騎士の一日分のワインが注がれたという壺などが飾られています。


▼ 暗くても酔っ払っていても鍵をすんなりさせるように、鍵穴の造りに工夫が施されています。



▼ お城の窓から見下ろしたところです。


以上で見学は終了です。私は4月という比較的観光客が少ない時期に訪れましたが、オンシーズンのコッヘムは街中が人だらけになりますので、近郊のコブレンツなどに宿泊するなど、スケジュールに余裕をもって計画をたててみてくださいね。



