【ブレーメン】果たして、音楽隊はブレーメンにたどり着いたのか? – ドイツ

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グリム童話「ブレーメンの音楽隊」でお馴染みのブレーメンは、ドイツ北西部のブレーメン州の州都で、人口はおよそ58万人ほどの大都市です。

自由ハンザ都市とは、中世ドイツの商業同盟「ハンザ同盟」で栄えた、皇帝直属の特権(帝国自由都市)を持った港湾都市の呼称です。

昔々、働き者だったロバが年老いて、飼い主から虐げられるようになってしまったロバは、ブレーメンの音楽隊に入ることを夢見てブレーメンを目指し、その旅の途中で同じような境遇の犬と猫、そして食用にされる予定だった鶏と出会い、共にブレーメンに向かいます。日が暮れてしまったので、皆んなで森の中で休もうとしていたところ、明かりの灯った家を見つけました。窓からそっと中を覗くと、泥棒たちがごちそうを食べながら金貨を分けているのが見えました。ごちそうを食べたくなったロバたちは一計を案じて、ロバの上に犬、犬の上に猫、猫の上に鶏が乗り、一斉に鳴き声をあげました。驚いた泥棒たちは、窓に映ったロバたちの影を化け物と勘違いし、家から逃げ出して行きました。ロバたちは家の中に入ってごちそうをお腹いっぱい食べて眠りにつき、その家を気に入った彼らは音楽を奏でながら楽しく暮らした、というお話です。

つまり皆さんお分かりのように、彼らはブレーメンには行っておらず、その道中が描かれているのですね。

ブレーメン中央駅

Shepherd with pigs (羊飼いと豚) の像

ブレーメン中央駅から旧市街へ向かう途中の Sögestraße ゼーゲ通りの入り口に、ブレーメンを象徴する「羊飼いと豚」という銅像があります。

マルクト広場

ブレーメンのマルクト広場には、この街のシンボルである市庁舎と聖ペトリ大聖堂があります。

市庁舎は1409年に建てられたもので、ヨーロッパで最も重要なブリック・ゴシック建築物のひとつといわれています。第二次世界大戦でブレーメンはかなりの爆撃を受けたものの、市庁舎とローラント像だけは市民が囲いをつくって戦火から守り抜いたのだそうです。

ローラント像

市庁舎とともに世界遺産登録されている「ローラント像」は、右手に聖剣デュランダルを持ち、その視線は聖ペトリ大聖堂に向けられています。ローラントは、フランスの古叙事詩「ローランの歌」に登場する伝説の英雄です。

聞くところによると、この像があるおかげでブレーメンは「自由ハンザ都市」でいられるのだそうです。

▼ ライトアップされたマルクト広場

聖ペトリ大聖堂

ブレーメンの象徴的存在で、ゴシック様式のファサードを持つこちらの教会は、塔の上にのぼることができます。

ブレーメンの音楽隊像

ブレーメン観光名所といえばここ、ブレーメンの音楽隊像です。しかしあまり目立たない場所にあるためやや見つけにくいですが、市庁舎の正面から向かって左側にまわるとすぐに見つかります。

ロバの前足を撫でながら願い事をすると願いが叶うといわれているため、多くの人が触って光り輝いています。

▼ 夜にライトアップされたブレーメンの音楽隊像。

Böttcherstraße ベットヒャー通り

マルクト広場から ヴェーザー川まで間に、およそ100メートルほどの「ベットヒャー通り」があります。

こちらは、かつてコーヒー豆で財を成したルートヴィヒ・ロゼリウスさんという方が、1923年から1931年にかけて中世の街並みを再現して造った道で、ドラクエのような雰囲気が魅力です。

Schnoor シュノーア地区

シュノーア地区は、ブレーメン旧市街の中でも中世の面影が強く残っている一画で、細い石畳の路地に、木組みの小さな家が身を寄せ合っている可愛らしいエリアです。個人的には、ブレーメンの中で最も好きです。

Bremer Loch ブレーメンの穴

マルクト広場の一角にある、マンホールの蓋に空いた、通称「ブレーメンの穴」にコインを投入しますと、ロバ、犬、猫、ニワトリの鳴き声が聞こえてきます。もしこの穴を見つけたら是非お試しください。

Weser ヴェーザー川

ブレーメンや Bremerhaven ブレーマーハーフェンなどの港湾都市を経由する川で、旧市街からは主に Wilhelm-Kaisen-Brücke ヴィルヘルム・カイゼン橋 と Bürgermeister-Smidt-Brücke ビュルガーマイスター・シュミット橋の二本の橋が架かっており、その先にNeustadt 新市街 が広がっています。

▼ 川沿いにはカフェやレストランが並んでいます。

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