
日本語の「さっぱり」は、気持ちが爽快だったり、性格や味覚が淡白だったり、はたまた 何も残っていない状態などを表す言葉です。
今回は、この「さっぱり」に関する様々な英語表現を、例文とともにご紹介していきます。
目次
「爽快さ」のさっぱり
I feel so fresh!
(さっぱりした! → シャワーを浴びたときなど)
I feel quite refreshed after taking a bath.
(お風呂に入ってさっぱりした。)
You will feel refreshed after taking a warm bath.
(熱いお風呂に入るとさっぱりするよ。)
I had a hair cut and feel better.
(髪を切ってさっぱりした。)
A cold drink will refresh you.
(冷たいものを飲むとさっぱりするよ。)
I feel better now that I have brushed my teeth.
(歯を磨いて口の中がさっぱりした。)
I felt relieved to have told him everything.
(彼に全てを話して気持ちがさっぱりした。)
・be/felt relieved:安心している、ホッとしている
「味が淡白な」のさっぱり
食べ物や飲み物がさっぱりしている、という意味では、refreshing「 爽やかな」light「軽い・消化に良い」や plain-tasting が使えます。
I want to eat something refreshing on a hot day.
(暑い日は何かさっぱりしたものが食べたい。)
I don’t want doughnuts. I want refreshing food.
(ドーナツはいらないわ。さっぱりしたものが欲しいの。)
You can also add vinegar to make it taste lighter.
(お酢を加えてさっぱりとした味わいにすることもできます。)
This salad is so plain-tasting/simple-tasting.
(このサラダはとてもさっぱりしているね。)
「性格が淡白な」のさっぱり
率直な、遠慮のないというニュアンスでしたら、frank「フランク」などを使って表現できますが、日本語の会話で使われるような「気さく」の意味はあまりありませんので注意してください。
He is frank/straightforward.
(彼はさっぱりした性格の人だ。)
良い意味で「神経質でない」ことを言いたい場合は、以下のように表現できます。
She is a very easy going person.
(彼女はのんきでさっぱりした人だ。)
He doesn’t care about small things.
(彼は細かいことにこだわらないさっぱりとした性格だ。)
・straightforward:❶分かりやすい、単純な ❷率直な、正直な
・easy going:呑気な、おおらかな
「少しも」のさっぱり
「一向に」や「全然」の意味では、at all などが使えますが、基本的には全否定の表現を伴うことで「さっぱり」を伝えることができます。
There are no customers today.
(今日はお客さんの入りがさっぱりだ。)
I don’t understand English at all.
(私は英語がさっぱり分からない。)
I haven’t slightest idea where I’ve left my umbrella.
(傘をどこへ忘れたのかさっぱり分からない。)
Why she was so angry, I have absolutely no idea.
(彼女が何故あんなに怒ったのか、私にはさっぱり分からない。)
・slight:(名詞の前で、量・程度などが) 少しの、わずかな
・absolutely:全く、すっかり