【数学物理サロン】ツヴィンガー宮殿 – ドイツ・ドレスデン

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芸術と学術が融合する街、ドレスデン

ドレスデンのツヴィンガー宮殿にはアルテ・マイスター絵画館、陶器博物館、そして数学物理サロンの3つのミュージアムがあります。

今回ご紹介する「数学物理サロン」では、ザクセン選帝侯アウグスト強王が収集した、大変芸術的で美しい計器や装置のコレクションが見られますので、数学や物理がよくわからなくても、美術品として楽しむことができます。

ツヴィンガー宮殿は戦後再建されたものですが、数学物理サロンは1728年に設立され、歴史的に貴重な科学機器を所蔵する博物館として、大変重要な意味をもちます。

当時の一流の職人が造り上げた地球儀、天文時計、望遠鏡などを間近で見ることができます。

▼ 領土の測量に使われていたという計器です。右側の金色のメーターを馬車に取り付けて、車輪の周長と回転数を乗算して走行距離を割り出し、それを記録していたそうです。私は理系ではありませんが、昔の人たちって凄いなと思います。

▼ ゼンマイ仕掛けの天球儀です。上下の2つの球のうち、下は地球で、上の球は天体を表しており、地球は固定で天体が24時間かけて一回転する仕組みだそうです。コペルニクスやガリレオの地動説が認められるまで、天動説は当時の人々にとって常識でした。

▼ 振り子水準器は、A字型のフレームの上から振り子が下がっており、重りがフレーム中央の印を指すことで垂直を測ります。

▼ 四分儀は、ヨーロッパで古くから航海や天体観測に用いられてきたもので、天体の高度を測定します。

▼ こちらの豪華で精巧な天文時計も、天動説が信じられていた時代のもの。

ちなみにこちらのギャラリーの反対側には時計や地球儀が展示されているのですが、時間がなくて鑑賞できませんでした。またドレスデンを訪れた際には是非見学したいと思います。

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