【ゴスラー】一度は訪れる価値のある、ドイツ世界遺産の街

Posted in ドイツ, 旅行記

かつてハルツ山麓の銀鉱採掘で栄えてきた鉱山の町、ゴスラー。

ハルツ地方の中心都市であり、ドイツの中でも屈指の歴史を紡いできたゴスラーは、第二次世界大戦の戦火を奇跡的に免れ、南西部郊外に位置する Rammelsberg Mine ランメルスベルク鉱山とともに、1992年 ユネスコ世界遺産に登録されました。

採掘が始まったのは1000年以上前と考えられており、1988年には鉱脈が枯渇したために鉱山は閉鎖されましたが、現在はその歴史を残すために博物館が設立され、一般公開されています。

その街並みの美しさから、現在ゴスラーは観光地として大変人気があるため、ご興味のある方は是非一度訪れていただきたいお勧めの街でもあります。

それでは、ゴスラーの街を歩いてみましょう。

Kaiserpfalz 皇帝の居城

Hoher Weg ホーヘア通りを南へ南へと進んだ突き当たりに、ドイツに現存する宮廷建築の中では最大規模と言われる Kaiserpfalz 皇帝の居城 があります。

マルクト教会

Marktkirche マルクト教会の塔にはのぼることができ、ゴスラーの街を一望できます。が、11時の数分前に塔に登り始め、塔の上に着いた11時と同時に耳をつんざく鐘の音が鳴り響き、持っていたカメラを落としそうになりました。

▼ 塔の上からは、皇帝の居城が見えました。

▼ マルクト広場が見えます。

▼ マルクト教会の北側の停留所からは、Goslarer Bimmelbahn ゴスラーの市内観光ができる乗り物が発着します。

マルクト広場

ゴスラーの駅からマルクト広場までは徒歩で10分ほどで行くことができます。

▼ 早朝に撮影しましたので、まだ人がいません。

▼ 15世紀半ばに建てられた市庁舎

▼ 1494年に建てられた Kaiserworth 商人会館 は、かつてのギルド(特権的同業者組合)の権力・財力を示す豪華な造りで、外の壁にはお尻から金貨を出している小僧の彫刻 Dukatenmänchen があります。破産した市民の象徴とされ、期日までに借金を返済できなかった人をこうして晒し者にするという脅しの意味が込められていると伝えられています。ここでは写真を割愛しますので、ご自身で探してみてください(汗)

▼ マルクト広場の真ん中にあります Marktbrunnen 帝国の金の鷲の噴水 は、13世紀に造られたそうです。

▼ 皇帝の居城内の博物館に所蔵されている、鷲のオリジナル

▼ 2025年5月1日、魔女の宴のお祭り「Walpurgisnacht ワルプアギスの夜」の真っ最中です。

▼ 右側の魔女(?)が、私のマスコットのティガーを持ってポーズをとってくださいました。

仕掛け時計

マルクト広場のカリヨンは、鉱山の採掘シーンを表現した人形と共に、毎日9時、12時、15時、18時になると奏でられます。皆さん、時間近くになると今か今かと待ち侘びている模様。

Schuhhof シューホフ

マルクト広場とマルクト教会のすぐ近くに位置する「シューホフ」は、ゴスラーで最も古い広場だそうで、美しい木組みの建物に囲まれた、市民の憩いの場です。

ゴスラーの街並み

旧市街にある建物のうち、3分の2は1850年代より以前のものだそうで、家の造りによってある程度の建築年代を分析できるのも面白いです。

▼ 美しい木組みの家々が続いています。

▼ 灰色のごつごつした鱗状のスレート(石板)が多いのもゴスラーの特徴で、落ち着いた独特の雰囲気を醸し出しています。

くっつきそうな屋根

古い家ですと、上の階にいくにつれてせり出すような造りになっていることが多いのですが、予算の都合であまり広い土地を買えない市民は、このようにして家の中のスペースを少しでも確保していたそうです。

▼ 屋根が近づき過ぎて、通り道がやや暗くなってしまっています(笑)

▼ 装飾がとても美しいですね。

▼ マルクト広場から北東へ延びる Breite Straße ブライテ通りです。

▼ ブライテ通りの終点には Das Breite Tor ブライテ門があります。

Brusttuch スカーフの家

マルクト教会の西側に面した Hoher Weg ホーヘア通りにある貴族の館で、、1527年頃に建てられたのですが、この家の敷地が、ベネディクト会の修道女が首からまとう白いスカーフに似ているためこのように呼ばれているのだそうです。

▼ 実際に Brusttuch の平面図を見ると台形のかたちをしていますが、どこの角も直角がとれない構造に、当時の大工さんの熟練の技が生かされているという話があります。

Zinnfiguren Museum 錫(すず)の人形美術館

旧市街の南を流れる、Abzucht アプツヒト という細い小川のほとりに、ブリキの人形美術館があります。

Siemenshaus(ジーメンスハウス)

Bergstraße ベルク通りと Schreiberstraße シュライバー通りの角に建つ ジーメンスハウスは、ドイツの巨大企業 ジーメンス社の創設者の家で、木組みとスレートが見事に調和した大邸宅です。

▼ 1693年に建てられましたが、非常に保存状態が良く、現在もジーメンス家の人々は毎年ここに集まるのだとか。

Grosses Heiliges Kreuz 救貧院

13世紀の中頃に孤児や生活困窮者などが収容されていた施設で、現在は美術工芸家の皆さんのアトリエ兼ギフトショップになっており、こちらも観光客に人気のスポットです。

魔女のギフトショップ

魔女伝説の残るブロッケン山のふもとの街だけあって、ゴスラーは至る所に魔女のモチーフがあります。

Butterhanne ブターハンネ

ゴスラーでは、片方の手でバターを攪拌し、もう片方の手でスカートの裾をまくり上げてお尻を出している女性の姿が描かれた看板やグッズなどを見かけることがあります。

その昔、バター作りは女性の仕事でしたが、バターの製造技術が未発達だったため、途中で腐ってしまうことがあったのですが、当時の人々はそれを悪霊の仕業と考えて、悪霊を退散させるためのおまじないとして、女性たちがお尻を出しながらバターを作っていたという言い伝えがあります。

ゴスラーの地ビール

地ビールのレストラン Brauhaus Goslar さんで、Gose ゴーゼ というゴスラーのビールをいただきました。

▼ ホワイトとダークの2種類があり、私はダークをいただきました。コリアンダーとお塩が入っているのが特徴らしいのですが、そこまでクセはなく飲みやすいと思います。

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