
「さっぱり」の英語表現 に続き、今回は英語での「あっさり」の言い方を例文とともにご紹介します。
日本語の「あっさり」には、例えば
・あっさり 白状した
・あっさり 勝ってしまった
・あっさりした 味わいだ
・飾り付けが あっさりしている
などの使い方がありますが、これらの状況に応じた適切な英語の言い回しを身につけていきましょう。
目次
「簡素な」のあっさり
飾り付けやデザインなどがあっさりしている、と言いたいときは、plain「普通の」や simple「質素な・贅沢でない」などが使えます。
The room is simply decorated.
(その部屋の飾り付けはあっさりしている。)
The ring has a plain and simple design.
(その指輪はあっさりしたデザインだ。)
「淡白な」のあっさり
食べ物があっさりしている、という場合は light や plain などがあります。
plain は、ヨーグルトやパンなど「何も足さずにそのまま」という意味ですが、「あっさりした味の」のニュアンスもあります。
I feel like something light and easy to digest.
(何かあっさりしていて消化の良いものが食べたいな。)
I’m used to eating plain food.
(あっさりした質素な食べ物に慣れている。)
・digest:❶(食べ物を) 消化する ❷(情報などを) 理解する
・be used to:〜に慣れている (≠ used to「かつては〜していた」との違いに注意してください)
「苦労なく・簡単に」のあっさり
They were beaten hands down by their opponents.
(彼らは対戦相手にあっさり負けてしまった。)
The Argentina team easily beat the Australian team.
(アルゼンチンチームはオーストラリアチームにあっさり勝利した。)
・beaten hands down:完敗する、あっさり負けてしまう
・opponent:(試合・競技などの) 相手、敵、ライバル
「すぐに」のあっさり
Don’t give up so easily.
(そんなにあっさり諦めてはいけない。)
He readily admitted his error.
(彼はあっさり自分の間違いを認めた。)
When confronted with evidence, the suspect readily confessed to the crime.
(証拠を突きつけられると、容疑者はあっさり自白した。)
関連記事:mistake・error・fault の違い -「間違い」の表現いろいろ
・confront with A:(事実・証拠などを) 突きつける
・confess:【他動詞】白状する、(欠点・弱点などを) 認める、懺悔する /【自動詞】(to A):(罪・秘密・欠点などを) 自白する