
皆さんの可愛い Mac も、たまにアプリケーションが応答しなくなったり、虹色のカーソルがクルクル回ったままフリーズしたかのように反応しなくなってしまうことがあります。
今回は、このような状況が起きた場合の原因や対処法についてご紹介していきます。
目次
- 直前の処理を停止する
- アプリケーションを強制終了する
- Mac を再起動する
- Mac を強制的に再起動する
- リカバリーモードで起動する
- レインボーカーソルが回り続ける原因
- カーネルパニックが起こらないようにするために
直前の処理を停止する
まず試していただきたいのが、「直前の処理の停止」です。
Command +「 . (ピリオド)」を同時に押す

「Command」+「 . (ピリオド)」を同時に押すことによって、レインボーカーソルが止まらなくなってしまった直前のプロセスをキャンセルします。
状況にもよりますが、このキーコンビネーションを押してから実際に停止するまで数秒〜数十秒ほどかかる場合がありますので、少しだけ様子を見てみてください。
これでもなおレインボーカーソルのままになっている場合は、次の「アプリケーションの強制終了」をお試しください。
アプリケーションを強制終了する
レインボーカーソルになっているときは、基本的にカーソルで何かを選ぶことができない状態になっていますので、ショートカットキーを使います。
Command + Option + Esc を同時に押す

「Command」+「 Option」+「 Esc」を同時に押しますと、以下のウィンドウが表示されますので、終了させるアプリケーションを選択し、「強制終了」をクリックします。
(または ↑↓キーで選択し、Enter を押してください。)

Command + Option + Shift + Esc を同時に押す

Mac が一切の操作を受け付けず、ウィンドウの切り替えすらすできなくなった場合は「Command」+「Option」+「Shift (⇧) 」+「 Esc」を同時に3〜5秒ほど同時に押すことによって、一番手前に出ているアプリケーションを終了させることができます。
Mac を再起動する
レインボーカーソルが回り続けているときは、裏ではわずかに処理が進んでいたりするので、気長に待っていれば元に戻ることはあるものの、放置して「カーネルパニック」を意味する黒い画面が表示されてガッカリ. . . なんてことになる前に、潔く「再起動」をすればすんなり解決できることが多いです。
Control + 電源ボタン/ メディア取り出しボタン を同時に押す

・「Control」+「 電源ボタン」
または
・「Control」+「 メディア取り出しボタン」
を同時に押すと以下のダイアログが表示され、「再起動」、「スリープ」、または「システム終了」のいずれかを選択できます。

Mac を強制的に再起動する
Mac を強制的に再起動します。このキーコンビネーションの場合は、前述の「ファイルを保存するかどうか」の確認は表示されません。
Command + Control + 電源ボタン/ メディア取り出しボタン を同時に押す

・「Command」+「Control」+「 電源ボタン」
または
・「Command」+「Control」+「 メディア取り出しボタン」を同時に押して再起動します。
※「電源ボタンのみの長押し」による強制終了を闇雲に行うことは絶対にせず、あくまでも最終手段とするようにしてください。
リカバリーモードで起動する
もし、再起動しても不調が改善されない場合は、リカバリーモードでの起動 をお試しください。
「macOS 復元」(リカバリーモード)から起動すると、ユーティリティを使用してディスクの問題を修復したり、Time Machine からの復旧、または OS を再インストールして元の状態に戻すことが可能になります。
起動方法については こちらの記事 をご参照ください。「NVRAM/PRAMのリセット方法」についても解説しています。
レインボーカーソルが回り続ける原因
例えば以下のようなことが考えられます。
・バックグラウンドで重い処理が実行されている
・Google Chrome でタブをたくさん開いている
・アプリケーションを同時に開きすぎている
・レインボーカーソルが発生した時のアプリケーションに原因がある
・接続している外部機器に原因がある
・バッテリーが劣化している
・メモリ容量が不足している
・HDDの残容量が不足している
もちろんこれらが全てではありませんが、いずれも Mac の不調を招くことばかりですので、日頃から Mac に負担をかけていないか注意する必要があります。
また、データを失うリスクを極力減らすために、大切なファイルはこまめにバックアップをとるようにしましょう。
カーネルパニックが起こらないようにするために
起こってしまったことは、対処すれば一応何とかなることが多いですが、やはり日頃から予防を心がけることが大切です。
✔️ 動画や写真などのグラフィックファイルを開きすぎないようにする
✔️ Google Chrome では、使っていないタブは閉じる
✔️ 使用していないアプリケーションは終了させる
✔️ 使用していない外部機器は外す
✔️ アプリケーションやセキュリティソフトを最新の状態に保つ
✔️ 周辺機器のファームウェアを最新の状態に保つ
✔️ バッテリーの状態を確認する
✔️ メモリ容量が不足していないか注意する
✔️ HDDの残容量に注意する
✔️ 定期的に Mac のメンテナンスを行う